木工職人の話

無垢材の天板の仕上げ方

剥ぎ合わせた無垢材を仕上げていきます。

前回は目違いを削り直し天板の上の平滑を出しましたが、ここからはベルトサンダーを使って綺麗に仕上げていきます。

まずはベルトサンダーという機械で、ある程度平滑を出していきます。

サンドペーパーが筒状になっていてそれがくるくる回り、平面を出していきます。

番手は80から100番手に上げていきます。

ある程度、平滑面が出ましたら、今度は『仕上げサンダー』という機械で仕上げていきます。

番手は100~400番手ぐらいまでを使って仕上げます。

この番手で仕上げると、その時点で滑らかな面が出ているはずです。

ポイントは、サンドペーパーを掛けた後、サンドペーパー痕が残らない程度まで掛けることです。

そうすればこの後に塗る塗装が何であろうと心配ないです。

これで仕上がりました。

仕上がったかどうか確認するために、濡れた布で拭いてみてください。サンダーの跡が残っていなければOKです。

まだサンダーの跡が残っていれば、また何回か磨き直しです。頑張って磨きましょう。

真樺の無垢材を使用した座卓の完成までの様子をご紹介

  • この記事を書いた人

かなもく

1961年東京都町田市で生まれ育ちました。 子供のころはまだ町田にも田んぼや畑が沢山あり、自然にあふれた町でした。 泥まみれで良く遊ぶ元気な子供でしたね。 この伊豆に来たのは1994年(平成6年)です。1996年(平成8年)に近所にある家具工房に務める様になり、そこで14年間近く務めました。 そして2010年に独立、今に至っています。

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