オーダーメイド作品 建具・エクステリア

ホワイトオークで製作した玄関ドア 製作過程2

前回の続きで框組の加工の準備をしたので今度は組むのですがその前に金物をつける準備をします。今回は全て真鍮にしました。錠前、蝶番を取り付ける為に掘り込み加工や穴を開けて行きます。 次に鏡板にステンドグラ ...

木工家具職人のお話

玄翁3種類

木工職人の話

道具のお話『だるま玄翁(げんのう)』

良く使う金槌(カナヅチ)ですが、自分が好きなのが『だるま玄翁』です!色々な金槌が有りますが、だるま型をした物が可愛くてこれにしてます。 でも、なぜ金槌(かなづち)を玄翁(げんのう)と呼ぶのか不思議に思い調べてみました。そしたら面白い話なのでご紹介します。 お気に入りの玄翁 昔の事です。 下野つけの国(今の栃木県)那須野が原に、世にも不思議な殺生石(せっしょうせき)という石がありました。 なんでも、「古狐(ふるぎつね)が化たそうな」と里人は口々に噂をしてたそうです。 殺生石は、広い十里四方もある野原に、昼夜 ...

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宮川刷毛ブラシ製作所さんの刷毛

木工職人の話

道具のお話『刷毛(ハケ)』

木工に関する道具なども少しずつ紹介できたらと思いますが、今回は塗装に使う『刷毛』のお店をご紹介します。 手作りにこだわり、良い品を作る刷毛職人 刷毛は近くのホームセンターなどでお手軽に購入できますが、中々コシのある品が無くて、前々から探していました。 そして、見つけたのが、東京は台東区元浅草にある刷毛屋さんです。 名前は『宮川刷毛ブラシ製作所』さんと言います。 ここの刷毛屋さんはこの場所でもう何十年も創業しており、刷毛を手作りで作ってます。 以前はここのご主人と奥さんが切り盛りしてましたが、残念ながらご主 ...

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家具塗装 木工職人の話

主にラッカー塗装で起きる白化(かぶり)について

塗膜表面にかすみがかかったように、白くボケてツヤがなくなる現象を白化(かぶり)現象と呼んでいます。 白化しているものです。かぶってると良く僕らは言います。 塗装の時に、溶剤の急激な蒸発によって空気中の水分が塗面上に凝結してツヤがなくなります。ラッカー系塗料に多く見られる現象で、高温多湿の時に良く起きます。解決策としては「リターダー」とか「ノンブラッシング」という呼び名で、溶剤の蒸発速度を遅くする溶剤を加えると防ぐことができます。 今回は全艶なのでこの艶にならないとまずいですね。

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木工職人の話

道具のお話『スコヤ』

スコヤは材木に当てて毛引く(線を引く)時に使う物です。直角や45度に線を書いたり、スコヤを当てて丸鋸で切ったりします。 スコヤは、工具の一種で精度が求められる直角の確認と金属にケガキをする時、木材に墨付けする時に使用します。同様の工具に指矩(指金)がありますが、スコヤは指矩より小ぶりで、目盛りがせいぜい15〜18cm程度で多くはステンレス製(一辺が真鍮仕上げのものもある)で表裏共に目盛りがついており、L字型の形態のものです。主として模型製作のような、比較的小さく精密な寸法を要求される工作作業の際に、寸法を ...

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木工職人の話

道具のお話『二丁鎌毛引き 金四郎作』

これは、無くてはなら無い道具の一つ『毛引き』です。材料に平行に浅い溝を引き、鋸の線や鑿を入れる線を正確に引きます。建具屋さん、指物屋さんはいくつもの毛引きを使い分けますね。正確な作業を行う方は必要に応じて数を揃えてます。 毛引きには一丁引きと二丁引きと二種類あって、自分は二丁引きを使っています。この金四郎作の毛引きのどこが良いのかということですが、他のと使い比べてみましたが、まず持った時に手にフィットします。これは正確に線を引いていくにあたって大事です。 実際のケビキの様子です。 また、最も大事なのは正確 ...

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オーダーメイド家具作品の紹介

修理・リメイク

古材からリメイクした椅子、花台、ベンチ(杉無垢材に柿渋塗り)

昔住んでいた思い出の家の古材で造った家具達です。古材からリメイクして新しい家具として作り直しました。 玄関に置く小椅子です。 これはお婆ちゃんが玄関で使う小椅子です! 靴を脱いたり履いたりする時に不自由だったので、小椅子を娘さんから頼まれました。 こちらは玄関に置く花台です。 こちらは外庭で使うベンチです。 それと花台、外の庭で使うベンチを造りました! 材はすべて杉の無垢材です。まず柿渋を塗り、仕上げはオイルを施しました! 修理ができないような建具は、古材として利用し、新しい家具にリメイクすることもできま ...

オーダーメイド家具の詳細

フラッシュ家具

キャットウォーク付きの猫部屋の製作

猫ちゃんのための、猫部屋が完成しました。 フラッシュ工法で作った棚の上が階段になっていて、上部のキャットウォークに飛び乗れるようになっています。 猫ちゃんにも気に入ってもらえたようで嬉しいです。

オーダーメイド家具の詳細

天然木の無垢材家具

欅の無垢材で座卓を製作

完成後の欅の座卓 今回は以前に製作したものをピックアップして記事にしてます。ケヤキの座卓です。地元で育った木を製材して5年ぐらい寝かしておいた木です。目がざっくりしてますが本来ならもっと目が詰まっていた方が良いですね!硬くて丈夫です。 まずは二枚接ぎににしますので片方の耳を落としていきます。 その時注意して欲しいのが出来るだけ真っ直ぐに切ることです。その後の作業が楽ですね。切り終わったら切った面を手押鉋の機械で平らにします。平面が出たら二枚を摺り合わてちゃんと着く迄調整していきます。この面がしっかり出て無 ...

オーダーメイド家具の詳細

オーダーメイド作品 檜風呂

檜風呂製作の様子

今回は檜風呂の製作依頼です。サイズはW1670xD900xH550です。余裕で二人は入れるサイズですね。先ずは木取りです。 杢目や反りの具合などを見極めて合わせていきます。今回の剥合わせは本実加工です。正確な加工が必要ですね。 剥ぎ合わせていきます。 出来ればこのまま半日以上置きたいですね。ハタガネを外した後に死に節に埋木をしていきます。 節が有る方は裏側の見えない方に使います。節を塞ぐ事が出来たら実を入れる小穴(溝)の加工に入ります。 この加工には精度が要りますね。 今回は先に内側に塗装をしてから組み上 ...

オーダーメイド家具の詳細

修理・リメイク

サウナのドア建具の修復依頼

今回はお風呂場に有るサウナのドアが朽ちて来たので修復して欲しいとの依頼でした。 ドアの前後ろの板が駄目でした。交換です。骨組みはまだ使えるのでこのまま使用します。 もう木が柔らかくなってました。 剥がし終わり数日このまま乾燥させました。 この前裏板を剥がして新しい板を貼り付けていきます。水分に意外と強い米ヒバを使用します。 一枚一枚が本実(ほんさね)加工されています。これを一枚一枚糊を付けビスで止めていきました。 ドアの取手はチーク材で製作しました。チーク材は腐りませんので良いです。 で出来ましたので現場 ...

オーダーメイド家具の詳細

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木の温もりをくつろぎの空間に

木の自然な温かみと、風合いが特徴的な無垢材。

かなもくは、一生を超えて300年お使い頂けることを目指し、ひとつひとつ丁寧に仕上げて家具をお作りしております。

オーダーメイドの無垢材家具は、ご利用者さまのキメの細かなご要望にも、柔軟に対応させていただける世界にひとつだけのオリジナル製品作りです。

家具のちょっとした隙間や家具の入れ替え等で、置きたいスペースが決まっている場合など、様々なご要望にお応えすることができますので、お気軽にご相談ください。

無垢材家具の魅力

無垢の古材をリメイクして製作した長椅子

かなもくのこだわりのひとつである「無垢材家具」。

無垢の木と向き合い、木肌、木目、色、ツヤ、木の活かし方、自然の造形美、あらゆる角度から材木を見つめ、ひとつひとつの個性を活かしながら丁寧に作り上げていきます。

木の温もりを観じ、温かみのある家具に仕上がったら、心にも身体にも優しく落ち着いた一生のパートナーとして、あなたの人生に彩りを与えてくれることでしょう。

木は、一生あなたの側に寄り添います。

かなもくの家具工房

かなもくは、静岡県伊東市、大室山の麓『伊豆高原』に工房がございます。

日夜お客様のご要望に合わせてオーダーメイドの家具をお作りさせて頂いております。

日本全国、対応可能です